Wednesday, November 12, 2008

Alternative Space LOOP(韓国)について

1997年のアジア通貨危機以降、低迷する経済情勢の中、若い美術関係者たちがアート界の復興と新しいシステムの必要性を感じ、1999年ソウルに4つのオルタナティブ・スペース(代案空間)が同時期に設立された。そのうちの一つがソ・ジンソク氏が設立したLOOPである。LOOPは、インディペンデントで非営利のスペースで、政府やソウル市からの助成金、他のスペースで開催される展覧会の企画費などで運営を行っている。社会とのコミュニケーション、ビジュアル・アート、映像、音楽、パフォーマンスなど、多様なアートフォームを実践する若手アーティストのサポートを主な目的として活動している。ディレクター1名、キュレーター2名、アシスタント4名が常駐するほか、企画運営コミッティーが展覧会や公演の実施について審査を行っている。ギャラリーは弘益大学(美術学部が有名)の近くに位置する、地下1階地上4階の建物で、通常は1階と地下が展示スペース、2階はカフェ、3階には常設のメディアセンターが併設されており、国内外の作家の映像作品を閲覧可能。
ディレクターのソ・ジンソクは、1994年、シカゴ・インスティテュート彫刻科卒業し、LOOPの他にも、ソウルや東京、シカゴなどで数多くの展覧会を企画・キュレーションしている。

≫「拡張された感覚—日韓メディア・アートの現在」展(ICC)


Alternative Space LOOP(オルタナティブスペース・ループ)
335-11 Seokyodong, Mapogu, Seoul, Korea
http://www.galleryloop.com

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